WEB制作メモ

web制作・ビジネス・アイデア・生活・ホームページ制作・更新など

ヘテムルへwpcliをインストールする

wpの管理画面でインポートが何度やっても落ちるという問題に直面したので、wpcliというツールを使ってインポートを試してみました。
 
 
 
 
wpcliを使ってWordPressのインポートをする方法を紹介したいと思います。wpcliとは、WordPressの管理画面を使わずにコマンドラインで操作できるツールです。インポートやエクスポート、プラグインのインストールやアップデートなど、様々なことができます。wpcliを使うと、管理画面で落ちてしまうような大きなファイルも簡単にインポートできますよ!
 
では、早速wpcliをインストールしてみましょう。今回は、hetemlというレンタルサーバーを使っています。hetemlでは、sshでサーバーに接続することができます。sshとは、安全にリモートでコマンドを実行できるプロトコルです。sshで接続するには、次のコマンドをターミナルに入力します
 
```
 
ssh -p 2222 ユーザー名@サーバー名
```
 
ここで、ユーザー名とサーバー名は、hetemlの管理画面で確認できます。パスワードを聞かれたら、入力してください。接続が成功すると、次のような画面が表示されます。
 
```
Welcome to heteml!
Last login: Sat Aug 19 07:12:28 2023 from 192.168.0.1
[ユーザー名@サーバー名 ~]$
```
 
これで、サーバー上でコマンドを実行できるようになりました。次に、wpcliをダウンロードします。wpcliは、pharという形式のファイルです。pharとは、PHPのアプリケーションを一つのファイルにまとめたものです。pharファイルは、PHPのコマンドで実行できますが、そのためにはPHPのパスを通す必要があります。パスとは、コマンドを探す場所のことです。hetemlでは、PHP7.4が使えるので、そのパスを通します。次のコマンドを入力します。
 
```
echo "export PATH=\$PATH:/usr/local/php7.4/bin" >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc
```
 
これで、PHP7.4が使えるようになりました。現在の日付は20230819ですが、今後もPHP7.4以外のバージョンが使えるようになるかもしれません。その場合は、パスを変更してくださいね。
 
さて、wpcliのpharファイルをダウンロードしましょう。次のコマンドを入力します。
 
```
```
 
ここで、--no-check-certificateオプションは、SSL証明書の検証をバイパスするために使用しています。SSL証明書とは、ウェブサイトの安全性を保証するものですが、wpcliのサイトでは有効期限が切れているためにエラーが出てしまいます。そのためにこのオプションを付けていますが、通常は使用しないでくださいね。
 
ダウンロードが完了したら、次のコマンドで実行権限を付与します。
 
```
cd bin
chmod +x wp-cli.phar
```
 
これで、wpcli.pharファイルを実行できるようになりました。しかし、毎回このファイル名を入力するのは面倒ですよね。そこで、wpという名前で実行できるようにします。次のコマンドを入力します。
 
```
echo "export PATH=\$PATH:~/bin" >> ~/.bashrc
source ~/.bashrc
```
 
これで、wpというコマンドでwpcliを実行できるようになりました。おめでとうございます!wpcliのインストールは完了です!